進化的プロトタイピングとは
受託案件で進化的プロトタイピングを用いて開発したのでメリットデメリットのメモです。
ブレッドボードプロトタイピングとも呼ばれるようです。
プロトタイピングと言われているようにまず先行着手である程度のプロトタイプを作ってから、その後工程で詳細な要件・要求仕様が決まるので、決まり次第プロトタイプを流用・改良しつつ開発して完成品を作るという手法です。
プロトタイプを流用するという点がラピッドプロトタイピングと異なる点でしょうか。
進化的プロトタイピングのメリット
プロジェクトの初期段階で完成品の要件全てを把握する必要がありません。要件が決まっているところから着手していき、ある程度のタイミングでリリース、次の要件が決まれば順次着手、という感じで徐々にブラッシュアップしていく感じです。
要件が未定の箇所は未着手のまま、決定されるまでペンディングという手法で、下手に実装はしません。
リリースのたびにユーザが関与(使用)するため、最終的なプロダクトは顧客要望をほぼ確実に満たすプロダクトが出来上がります。(そのはず。。)
進化的プロトタイピングのデメリット
エンジニアに待ち状態が発生する場合があります。
とりあえず要件決まって実装→リリース→ユーザ改善要望や仕様変更→実装→リリースという流れなので、改善要望や仕様変更が発生するまでの間にどうしても待ちの状態が発生すると思います。
さらに待ち状態のエンジニア工数について費用の問題があります。
この辺のお金の話は詳細に決めておかないと揉めます。
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